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 男女にはそれぞれ別の役割が与えられている場合もあるが、多くの人の基本的な考え方は男女平等だろう。しかし、73%の人が「男女は平等ではない」と感じていることがビッグローブ(東京)の調査で判明した。対象は、インターネットを利用しスマホを所有する20~60代の男女1,000人。「普段の生活の中で、男女平等ではないと感じることがあるか」という質問には、23.1%が「よくある」とし、「たまにある」も49.9%いた。女性ではより顕著で、「よくある」(25.0%)、「たまにある」(51.4%)だった。

 では具体的に、どのような違い(不平等)を感じているのだろうか。職場では、男性の36.3%が「仕事における責任の重さ」を痛感。「昇級や昇格のしやすさ・機会」についても男性の30.8%が男女差を感じている。一方の女性は、47.5%が「昇級や昇格のしやすさ・機会」での不平等を実感。「給与額の設定」も女性の44.0%が差を意識し、「雑用・雑務を割り当てられること」についても27.7%の女性が違いを感じている。

 「職場の男性社員が育児休暇を取得すること」については、全体の33.5%が「賛成」と答えたが、女性の42.6%が「賛成」であるのに対し、男性は29.5%と男女で10ポイント以上の差があった。「やや賛成」を含めると、全体の8割超の人が賛成としている。「反対」とした女性は9.2%、男性は12.0%だった。また、「自分が育児休暇を取得することに抵抗を感じる」人は男性の55.4%で、女性の41.1%よりも多かった。抵抗を感じる一番の要因は「職場に気を使うから」(58.8%)となり、自分の考え・希望よりも周囲の意見・反応が影響していることが分かった。

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(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

平等という言葉の解釈に個人差がある以上、誰かにとっての平等は別の誰かにとっての不平等である。